アリストテレスの提灯

ゆるく読めるブログを意識しました。

今日のむし 20190516

こんにちは、うにべるくです。

今日の湘南はえらい暑かったですね。農作業したらもうクタクタです。こんなんで調査遠征やっていけるのだろうか・・・。

 

今日は夜の森に行きました。普段僕は昼にばかり行っているので、なかなか新鮮です。

 

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マダラマルハヒロズコガ幼虫

マダラマルハヒロズコガ Gaphara conspersa

神奈川県 藤沢市

 

ヒョウタンみたいな形をした鞘に住んでいる蛾の幼虫です。木屑でこれを作り上げるのだから驚き。近代美術のようなデザインの芸術点も高いです。

 

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アオオサけつ。

アオオサムシ Carabus insulicola

神奈川県 藤沢市

 

湘南では恐らく最もふつうに見られるオサムシです。頭を地面に突っ込んで、何かを捕食中・・・?

邪魔するのも悪いので、今日はこの写真だけ撮ってそっとしておきました。

ケツだけの写真ですが、鞘翅のレリーフがよくわかりますね。なぜこのような凹凸ができたのか・・・。生き物の世界は謎と魅力でいっぱいです。

 

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タケカレハ幼虫

タケカレハ Euthrix albomaculata directa

神奈川県 藤沢市

 

全身が写せておらず、同定に自信ありませんが、ほぼ間違いないでしょう。虫の写真下手くそ選手権かな?

自分の体高と食べた葉っぱの窪みを同じ大きさにしているのが面白いですね。

有毒な毛虫ですが、膝丈ほどの笹?にうじゃうじゃいます。厄介なことこの上ないですね。藪漕ぎはしないほうがよさそうです。

 

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ラクヌギカメムシ

ラクヌギカメムシ Urostylis annulicornis ?

神奈川県 藤沢市

 

同属にクヌギカメムシ Urostylis westwoodi やサジクヌギカメムシ Urostylis striicornis という非常によく似た種がいるそうです。観察した記憶を頼りにヘラクヌギとしましたが、サジクヌギは隠蔽種だそうで写真では断言できません。

虫ナビ(https://mushinavi.com/)さんによると、晩秋には赤くなる個体もいるそうで、日長が関係してるのかなと思ったり。いい研究テーマになりそうです。

 

そしてそして、今日一番驚いた虫がこちら。

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おわかりいただけるだろうか・・・。

落ちていたアライグマの死体の上に、ハエではなくパンダ柄の蛾が大量に群がっていました。

写真では4頭確認できますが(赤丸)、10頭近くいたと思います。

 

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マエモンクロヒロズコガ

マエモンクロヒロズコガ Monopis pavlovskii

神奈川県 藤沢市

 

なんじゃこりゃ。死体に集まる蛾なんて初めて見ました。しかもせわしなく動き回るから全く写真が撮れない。

なんとか撮れた写真をもとに探したところ、頼れる我らが【みんなで作る日本産蛾類図鑑V2】(http://www.jpmoth.org/index.html)さんのページにありました。

 

>【幼虫食餌植物】 動物性:動物の皮、鳥の巣(引用:昭和堂印刷出版事業部:蛾類生態便覧(上)(下)(1983年))

 

動物の皮?????????

鳥の巣?????????????????????

謎生態すぎる・・・。 でもアライグマの皮にいたのだから間違いないでしょう。

羽毛や毛を食べる昆虫って普段接点がないだけで意外といるようですね。きっとまだ見つかっていない新種もいることでしょう・・・。

 

と、新しい知識に胸が躍りながらも、目蓋が重たくなってきましたので、今日はこの辺で・・・。